近藤章久先生
1911年生まれ。
東京大学法学部を卒業したのち、映画館経営、学校の開設、旅行会社勤務、貿易業などを経て、終戦後35歳で慈恵医科大学に入学した。
卒後、精神医学を志し渡米。新フロイト学派の精神分析家カレン・ホーナイと出会い、師事した。
ホーナイの死後、アメリカ精神分析研究所の講師をつとめた。この間、鈴木大拙、大谷光紹と邂逅、親交を深めた。
帰国後1958年に精神療法専門のクリニック(目黒区八雲)を開設し、以後1999年に87歳でその生涯を閉じるまで、40年間を診療と治療者の育成に捧げた。
著書
『セラピストがいかに生きるか』(春秋社)
『迷いのち晴れ』(柏樹社)
『子供の生命に呼びかける』(白揚社)など多数
訳書
『ホーナイの最終講議』(岩崎学術出版社)
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